4719人が本棚に入れています
本棚に追加
そんでもって…はい。今こうして一人寂しくテレビと戯れているわけです。
だって…あれだよ?母さんに棗取られちまったら俺にはなんも残らない……。
はぁ、俺、なんつー悲しい人生送ってるんだ。
はぁ…畜生、母さんめ。
はぁ…『やきもち』…妬いてます、多分。一個210円(税込み)です。涙の味がするね、うん。
多分餅屋始めたら大繁盛だろうね。俺ら悲しい人間はすぐに食いつく…。
てか俺…母さんに嫉妬してもあんまり意味ないよな…。
何やってんのよ、俺。
風呂上がったらまた俺の元へ帰ってきてくれるさ、棗だったら!
はぁ……。
何故かは知らんがため息が漏れる。さっきから恐ろしいぐらいにため息が漏れる。
はぁ……俺、末期だな。
俺はテレビの方から目を離し、とりあえず棗がいつもいる、テーブルの下へと潜り込む。
べ、別に棗を感じていたいわけじゃ……いや、なんでもない。
たまには心を休めるのも必要だってことさ。
早くあがんないかな…。あ、…しょうがない。作者クオリティ使うか。
…ページ変えます。
だって寂しいんだもん。俺、棗がいないと生きていけないんだもん。
……悲しいな、俺。
最初のコメントを投稿しよう!