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といいつつも、庭に埋めようとしたのだが、それは頭の中の妄想に留めておいた。
うち、働き手がいなくなるもん。
ほら、俺今はアルバイトとかしたくないし。てか中学生はアルバイト全面禁止だしな。
作者クオリティ駆使しても多分無理だろうな。
さて、庭に埋める話に戻そう。
いや、戻すとこ間違えた。戻すのは、棗と母さんの風呂の話に…だ。
…風呂か…。棗と風呂か…。……ふっ。
あ、いや、なんでもない。全くもってなんでもない。
一人棗のお風呂シーンの妄想…いや、想像をしてたその時…だ。
いきなり母さんが口を開いた。不意打ち、本当にいきなりの不意打ち。
「棗ちゃん!また今度もお風呂入ろう!」
ちょ、もう黙れ母さん。お呼びでない。しかも…なんら脈絡ねぇな。
そんでもって棗の返答。
「…………ふるふる…」
…ナイスだ、棗。よくぞ断ってくれた。明日愛でてやる。……覚えてたらな。
こういうのを曖昧にしない女の子って俺は好きだな。
ほら、引っ込み思案な娘よりかは堂々としてる娘の方が好きな俺だ。
さて、棗の返答に対応する母さんの返答が返ってきた。はぁ……もう俺、完璧空気だな。
「じゃあ作者は!?作者と一緒にお風呂に入るのは!?も、もちろんのこと嫌よね!?」
ちょ、おまっ、必死だ、母さん必死過ぎる。
棗が俺と一緒に入るわけがなかろう。
ほら、棗だって…首振るだろ、横に。
「……………………。」
何故そこ黙る。…やばい、今俺の心が大きく揺らいだ。てかときめいた。
…可能性あるかも…なんて思っちまったじゃないか。……まぁ、根本的に諦めてるんだけどな。
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