第十話 グダグダな彼女

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とりあえず長々と準備すること約数時間。 カレーの準備…、あとは時間が経つだけ…というとこまでの段階に入った。 さすがに俺も昼から数時間経つとなると腹も減ってきたわ。 どうする?こういうとき。なんか食わなきゃ逆に胃の中が気持ち悪い。 ……チョコチップパンでも食っておくか。 あ、ついでだから棗も起こしてくるかな。 彼女もさすがに腹が減ってると思うし。 この時間、そろそろ起きてもらわないと俺のメンタル面にはもちろん、多分彼女の機嫌にも支障が出る。 彼女の機嫌をキープしとくには物で釣るのが一番。 それなのに彼女が起きていない…。 これは一大事だ。一刻も早く棗とコミュニケーションをとらなければ。 そんでもってなんかを口に突っ込まなくては。 ……なんか物凄い俺ルールな感じがするがそこはあえてスルーで。 作者クオリティがちょっと壊れたとでも思ってくれ。 俺はカレーの鍋の火を止め、キッチンをあとにした。そんでもって、彼女のいるヲタルームへと足を進めた。 棗…この時間まで寝ていられるとは…たいしたやつ。 俺だってそこまで寝てたことはないし…。第一彼女ってそんなにも寝不足なことしてたっけか? それとも…えーと…、彼女って身体弱いのか?…いや、それはないか。 さて、そんなことを考えながらも実は俺はしっかり廊下を進み、部屋の前に到着。 つい数時間前もこの扉開けたんだけどさ…。やっぱり中に女の子がいるとなると…開けるの躊躇するよな。 これはもう男の運命だ。人間慣れるまでが辛抱とかっていうけど…、これだけは慣れちゃいけない気がする。 うん、男として。  
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