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…ちなみにまだ触っていない。
いつだかに出てきた善ノ俺と悪ノ俺が戦ってます。
まぁ今回は迷うことなく悪ノ俺を応援します。ええ、触りたいですもの、彼女の頬っぺ。
…俺は彼女の元へと静かに歩み寄る。あれだ、差し足抜き足なんとやらってやつだ。
まぁそんなことをしなくたって彼女はすやすやと寝てるんだもんな。大丈夫大丈夫。
彼女の顔の前でしゃがみ込む俺。そして人差し指を突き出して準備する俺。
…あ、俺々うっさいのはこの際ツッコミを入れないでくれ。俺々言いたいんだよ、いろいろと。
そんでもって、
頬っぺにぐいっと、人差し指をぐいっとしようとした瞬間、彼女は寝返りをうった……的な感じにならなきゃいいんだけど……。
ほら、『そんなオチありですか』的なフラグ。
…うん、やばい、この状況だからこそ有り得る。
……緊張する、何故か。俺でも緊張するんだな。別の意味で少し安心しました。
俺、普通の健全なる日本男児でしたわ。
はぁ……では……ええ、……いや、……はい。
今脳内会議が終わりました。今すぐにでも触っちゃいましょうだそうです。
棗さん、その美しきあなたの頬っぺ、触らせてもらいます。
何度も焦らしてすいませんね、ええ。
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