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そんなわけでの今この時間。
先に風呂に入った彼女がリビングに舞い戻ってきたあと、俺も風呂に入り、そんであがり、こうして二人テーブルを挟んで座っている。
風呂……今日もいい湯だった。うん、いつも通りいい湯だったわ。
さて、風呂の話はひとまずおいといて……だ。
彼女も今の時間、暇を持て余しているのか、いつも通り、テーブルに『ぐでろ~ん』と身を任せている。
そんな姿に萌えてしまいながら、テーブルに頬杖をついている俺もいる。
彼女が暇を一人もて遊んでいるのもいいんだが……、それだとそのうち寝ちまうからな。
ここはひとまず会話にでも繋げておきたい。
俺は彼女の方を向き、彼女に聞いてみる。
「なぁ棗……。俺が学校に行ってるとき、寂しくなんかないよな? テレビなんかもあるし」
一度聞いておきたかったんだ、これ。
寂しいって言ってくれれば嬉しいんだけど……そこまで期待してちゃいけないよな。
「……………………。」
俺の問いに対して、首だけをこちらに向け、何も喋らない彼女。
寂しいんだけど寂しくない……そんなところか?
でもまぁ、素直に頷かれるよりかは幾分気持ちが楽だ。
「……俺がいつも行ってる学校……、棗も行ってみたいか?」
これは俺の素朴な疑問。俺も棗と……もっと一緒にいたいんだけどな。
多分こればっかりはどう願っても無理だろうけど。
学校、棗と通えたらどんなに楽しいものか。想像しただけで、
オラ、わくわくすっぞ!!
………すまん。
「…………こくっ」
さて、俺の学校についての問いに、彼女はいつもよりかは力強く頷いて答えた。
一一一一そっか。
そりゃ行ってみたいよな。
……運動会の休憩時間、一緒に学校周辺でも散歩してみるか。
運動会が楽しみだな。
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