第十一話 運動会と俺

44/95
前へ
/558ページ
次へ
さて、そんな前生徒会長様に活気づけられた生徒一同。 この状態のまま、運動会開始! ……といきたいところなのだが、次、PTA会長の話。 どっかの名前も知らないような保護者長のオッサン(=PTA)の話。 こういうのも、行う意味はちゃんとあるけど、生徒一同にとっては“ある意味存在しなくてもよい”行いが多々ある。 生徒一同、みんなテンションがた落ちだ。 ちなみに余談、校長よりも話は短くて済むのだが、ここらへんにまでくると足がものっそい疲れている一同。 こうなると、ラジオ体操でさえ有り難い第一種目となるから驚きだ。 「一一これでプログラム一番、開会式を終わります。引き続きプログラム二番、全校によるラジオ体操」 時は流れ、PTA会長の話その他etcが終了し、やっとのこと放送委員による『開会式を終える』大事な放送が入り、生徒一同の緊張、疲れ、やる気のなさその他etcがなくなる。 ラジオ体操第一~。 ~から始まるあの有名な台詞から始まるラジオ体操は、運動会で言えば、もはや“決定事項”となっている。 何事にもまずは体操からって話だな、うん。 というわけで開会式は終わり、ラジオ体操が始まったわけだ。
/558ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4719人が本棚に入れています
本棚に追加