4719人が本棚に入れています
本棚に追加
/558ページ
さて、いろいろと包んでもらって、今度は野菜を手に入れるため、八百屋さんに向かった。
まぁキャベツでもなんでもいいから買えればいいんだけどね。
つーか、この商店街の反対側に歩いていくと、スーパーがあるのだが、俺はある理由とある関係で、地域との交流を大切にして、この商店街を利用している。
ある関係っつーのはとりあえず母さんが適当な人だったので、小さい頃から暮らし方、
料理の作り方、その他もろもろを、ここの人に教わったのでかなりの恩があるというかなんというか……。
ついでに、ある理由っつーのはそのうち分かるだろう。今はまだ秘密ってことで。
さて、とりあえずそんな商店街で、野菜とかその他もろもろを買った俺は(物凄い適当になったな、おい)
商店街を後にした。
商店街を後にして、することと言えば、あの公園の横の道を通り過ぎ、家に帰ること。まぁそれだけなのだが……、
商店街印の買い物袋を身につけた中学生が公園の横の道を歩いていたら若干変なのだが、まぁ俺は特別さ。
いつものように公園の中を覗き込むと、なぜか昨日と同じ光景が広がった。
日曜日という休みの日だっていうのにお子様一人いなく、いるのはネコミミの彼女だけ……。違うところといったら包丁を持っていないことだろうか。
しばらくその場に硬直していると、彼女は俺に気付き、歩みよってきた。
……昨日は逆だったっけな。
「こんなところでどうしたんだ?」
とりあえず聞きたいことはいろいろとあったが、とりあえずこれにする。
「……………………。」
珍しく沈黙。
これといった話の話題がないのか話したくないのかははっきりしないが、俺も特には追究しないことにしたわ。
まぁまた今度聞けばいいよな?
最初のコメントを投稿しよう!