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ふぅ。
……そうさ、日本人だからといって米を食べるという義務はないんさね。
腹の足しになるという理由だけで腹に入れてるとなると、お米の神様も怒るんだわさ。
さて、白いご飯をさっさと食し、作ったハンバーグを口に入れる。
……感想は、あえて言わないことにしよう。
あ、いや、まずいわけじゃないよ? まずいどころか良い味だよ? ……多分。
なんといいますか……自分の料理に評価をつけたくはない。母さんは美味しいとはいってくれていたが。やはり若干自信はつきにくい。
自己満足ならもう少ししっかりと作ってたはずなんだけど……、それについては特に俺のこだわりというものもない。
一応、食えりゃ何でもいい的な考え方だ。
だいたい俺と彼女の食事残数が同じくらいになったあと、話す話題もないが、棗に一つ尋ねてみる。
「味はどうだ?」
「…………こくっ」
……ノーマルな頷き、だけか。まぁ独断と偏見による俺の思い込みによってだが、低評価じゃなかったことを素直に喜ぼう。うふふ。
というより、問題は先に食べ始めた彼女に、量的には追い付いてしまったことに驚いている。
どんだけ食うの遅いんだよ……、いや、まぁそこが可愛いとこかも知れないけど。
……凄いポジティブだな、俺。
まぁ今は、今だけは彼女に対してのみなんだけど。今日この頃、やっと楽しくなってきたってところだな!
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