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さて、洗い物も終わり、食後の軽い一時を満喫をするために、横でテーブルの下へと首を突っ込んでいる棗の元へと向かった。
今までのアレだと、沈黙拳を使った後の彼女はかなりの確率で寝息をたてている。
さて、今回はどうかな……?
恐る恐る俺はテーブルの下を覗き込んだ。
……途端、いかにも瞳が眠そうな彼女と目があった。ビックリのわぁっ!としておきたいところだが、何故か今は特に驚かなかった。
「…………なに……?」
あら、彼女が口を開いてくれましたわ。どうしたの?
まぁ特に覗き込んだ意味はないんだけども。
だから返答は、
「いや別に特に全く何でも無いけど?」
否定の意味に繋がる単語をとりあえずたくさん並べてみた。
「……そっと……しておいて……」
あぁ、拒絶ですか?
特になにも用はなかった俺だからこそ、仕方がないとは思うけどさ……。
というか、今のは久しぶりに会話になってたのでは?
会話を断られたのは否めないのだが。
気難しい子だよ、全く。
しっかりと会話が成立するのはいつの日になるのだろうか。
テーブルの下から目を離し、とりあえずリモコンでテレビを起動した。
7時代ということもあり、お子様~青年向けのアニメが多数放送されている。
もちろん俺だってアニメぐらい見ますけど?
夜中のアニメはほぼ全てDVDに録画してますけど?
夜更かしは健康に悪いもの。己の体が一番大事なのさ。
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