第五話 学校と俺

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  次の日……、   なぜか今日はすんなりと目が開き、再び閉じることはなかった。   …いつもは、今日の目覚めは最悪だ、とかこの前まではほざいていた俺だったが、 ………朝目覚めるとそこには棗の可愛い寝顔。 これでお目覚め最悪とかいってたら罰が下るさ。 ……あ~、なんかもう、キスしちゃってもよろしいですか? ……なんか止めておこう。お目覚め最高だからといってもそこまでするだけのテンションもなければ勇気もない。 できることといえばこの寝顔を見つめていることだけだ。 ………………思わず笑みとよだれがこぼれてしまうぜ。…おっとっと、後者の方はなかったことにしてくれな。 約カップヌードルを作る時間を彼女の顔を見るために使い、その場を後にした。 つまり一階に降りていったということだ。 ……彼女は…後で行く時にでも起こしておこう。さすがにいきなり俺がいなくなったらビックリするだろうし……第一に今日は部活がある。帰りはもう暗くなってるかな? とりあえず長く感じるも短い階段を下り、リビングを通過してキッチンへと向かった。 いつも通り冷蔵庫の上の籠から食パンをとり、適当にピーナッツクリームだのジャムだのを塗ったくった。 これがいつもの俺の日課だ。  
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