第五話 学校と俺

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  校舎とは直接繋がっているので、さほど、いちいち鍵を取りにいったりだの、意外に廊下が長いだのは存在しない。 とにかく、学生の中には校舎の一部とも考えているやつもいると思う。まぁそんなもんだ。 てかさぁ…俺思うんだけど、バスケとかバレーとかは広々と体育館の1Fと使ってるのにさ…卓球場はだいたい2Fのちょっと開けた場所を使ってるんだよな……。 差別だ。これは絶対差別だよ。大会の時ぐらいにしかフロア使わせてもらえないんだぞ!? ………まぁその第一の原因は、『卓球=地味』って方程式が成り立ってるからなんだよな…。 しょうがないって言えばそうなんだけど…やっぱり悲しい現実だ。 あ、 さっきからこう、卓球卓球言ってるのだが、俺は相当の卓球バカだ。 え?キモイ?…なにそれ~、ダンゴムシの仲間か何かですか? まぁ一応実力はある。県大会にだって二回ほど行ったことあるし…。 『やっぱり小説には必要だよね!とりあえず部活動命って!…by作者』 とまぁ若干の自慢になってしまったが今日も部活が始まる。 一日の中でも、早くしたい行動ベスト1、2、3番を争う重要な行動だ。 ……毎日これが楽しみだったのだが…、 今は棗に早く会いたいと思う気持ちもあるから複雑だ。 たった二日程度で俺を萌え死に…もとい虜にしてしまった棗…恐るべし。  
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