第五話 学校と俺

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  「…!彼女なのk―「あ~~、あ~~、さ~て、卓球だ。学校だ。今日も頑張るぞぉ~」 ……なんか我ながら痛いな。棗のことには触れられたくなかったのでいきなり言葉を切ったが……誤解されそうだな。一言謝罪を言っとこう。 「…はぁ…彼女はいないから!…お前…こんなヲタク野郎が彼女出来ると思うか?こんな顔で彼女が出来ると思うか!?」 少しの沈黙……。 「…それもそうだな」 ちょっ(汗)そこは否定して頂きたい。俺だって傷つくときは傷つく。デリケートなんだよ。ガラスのハートなんだよ。 …今の我ながらキモいな。あ、こういうときの暴言には傷つかないから安心してくれや。だってマジでキモかったもん。 彼女…か。棗にとっては言語不可解意味不明なんだろうな。そのうち生活面や人間性の方でも成長してもらわないと。 羞恥の頬の紅潮に人は萌えるのだよ。 …痴女は……引く。 少なくとも女の子らしい心は持ってほしいな。 これ今からの目標にしよう。 さてさて、部活だ。青春だ。卓球だ! ……野球とかバスケとかバレーとかサッカーとかテニス…etcをやってる人っちにとっては、 「卓球で青春?ちょっ、精神科行ってきたほうがいいよ」 だろうが、一応俺は卓球を楽しんでいる。 …差別は止めてもらいたい。 そういうことは、ラケットを握って、ボールを一発打ってから言って頂きたい。 本当……何も知らずに卓球やったような口で語ってる奴みるとマジでむかつくんですけどーー。 …プンプンだ!! ……キモい。キモ過ぎる。少し自重しよう。  
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