第五話 学校と俺

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……寝てますが何か? 朝読書に寝てはいけないなんて誰が決めたんですか!? ……うん、具体的には誰もいないだろ。したがって…俺にだって寝る権利はあるだろ?そういうことだ。 「…作者~、朝読書しっかりとやれ~」 ……俺の数メートル先から声がする。…多分先生だろう。 何故数メートルって分かるのかは……禁則事項です♪ …ふう、 ……黙れ先生と言う名のただの権力振るいが。お前なんて名前をつける価値もないんだ。 先生は先生らしく、職員室のイスに座ってクルクルしてろ。 ……そういえばさっきから俺のことを作者作者と呼んできていることにお気付きだろうか? ……前も言ったかもしれないが、俺は作者だからだ。 ……名前?さっきから言ってるじゃん。作者って。しょうがないじゃん、これの著者が決めたんだから。 俺は、作者であり、作者だ。 なんかややこしいな…。とにかく、俺の名前は作者っていうことだ。 変わった名前?…知らんそんなもん。著者に聞け。とにかく、これだけは言える。決して、いや、多分いい名前が思い付かなかった…のではないと思う。 いや、思わせてくれ。 とにかく、そんな職員室でカントリーマアム食ってるような奴はほっといて、再び寝ることにする。 成績?……後から著者さんが書き換えてくれるよ♪………多分。  
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