第五話 学校と俺

16/26
前へ
/558ページ
次へ
教室に着くと、真っ先に机に突っ伏した。まぁ…次の授業までの休み時間はそう長くはないんだけどさ……。 それでも休みたいってのが男の定ってものだ。 はぁ~……学校って…暇だ。おっそろしく暇だ。暇過ぎて何が暇か分からなくなるくらい暇だ。とにかく暇だ。 大事なことだから二回言った。 ……何故暇かって? まず一つに授業がつまらないこと、そして俺のクラスには棗ほど可愛ゅい子はいないし、惚れ惚れするほど綺麗な子もいないからだ。 まぁ一応マドンナ?的な奴は一人いるが俺のタイプじゃない。つまり論外だ。 てか女の子の話ばっかりだな。俺ってこんな女ったらしだったっけ? 俺は誠実な二次元に生きる漢ではなかったか? ……まぁいいか。 寝るんだ。棗の夢見てやるんだ。夢の世界へと旅立つん――キーンコーンカーンコーン――。 チャイムが鳴ってしまった。……っち、あの(ryのせいでマジで寝れなかったじゃねぇか。 あいつこの作品から除外してやる。 ……あ、こっちの話。 一時間目は……っち×2。(ryの授業じゃないか。寝てやる。あいつの話なんか聞いてられるか。 俺は授業開始直後から寝てやった。 え?成績?……この授業『道徳』だよ?  
/558ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4719人が本棚に入れています
本棚に追加