第五話 学校と俺

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やっと残暑も過ぎ、涼しくなってきた今日この頃。ジャージを脱げば寒さが身に染みますな。 それでもまぁ…ジャージだとなにかと動きにくいのも事実だ。 運動は体操着が1番だ。 さて、改めて聞いてみよう。 「部長、属性の延長と言えば延長なんだが…あんた、猫耳は+か?それとも―か?」 普通の人ならちんぷんかんぷんな会話だが…この作品を読んでる読者の皆さんはお分かりだろう。 「……二次なら±無し、三次なら―だな」 「…そうか」 …嬉しいのか嬉しくないのか分からないこの状況、棗のことだけで考えれば+、属性のことだけなら―だな。 …好みを共感してもらえないのは俺としては結構痛い。 意外に俺、ガラスのハートなんです。 うん、キモいのならキモいと言ってくれ。そっちの方が気が楽なんだ。 まぁとりあえず今聞きたいことは全て聞いた。 今から部活に専念すっぜ。やってやっぜ。 次に会うのは下校の時かもな。  
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