第五話 学校と俺

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前と同じようなテーブルに頭をぶつけたらしき…音。なんとまぁ…一言ドンマイとだけ告げておこう。 ……心のなかで。 次第に彼女はテーブルの下から這い出してきた。…もちろん、チョコンと乗る猫耳のついた頭を押さえて。 「………………(泣)」 はぃきたね、超特盛萌ぇフェイス『うるうるVer』。 これだけで世の中の男は獣になれます。 あ、俺は変態紳士さんなんで大丈夫。 頭の中で妄想が巡り駆け回っておりますのでご心配なく。 はぁ……このために毎日家に帰ってもいいわ、俺。…今度から部活から帰ったあとは、遊びになんか行かずに帰宅だな。 ……あ、こんなことをしている暇はない。 お買い物だ。そうだ、お買い物という名の下着売りb(ry…もとい楽園に行くんだ。 とりあえず今はいまだにうーうー微かな声で沈んでいる彼女を放置し、俺の金だの着替えるだのの支度をしないと。 俺は軽くテーブルの上を片付けた後、俺の生活ルームへと急いだ。 支度中だけどなにか? ………ふぅ、 …金も一応服が充分買える分+お食事代ぐらいは持ち、ケータイを手にした。 ついでに鍵もな? この動作、約三分だ。 あ、お金?裏金だ。生活費とか少し浮かせてるから余裕があるんだよ。 こつこつ貯めて何が悪い!貰えるもんを貰っといて何が悪い! 俺、ここらへんは政治家や会社のお偉い方々に共感します。 とまぁそんなことはやっぱりどうでもいい。 …支度も出来たし…行くか! 「棗!今日はお出かけだ!服は…そのまんまでいいよな」 「…………………?」 服は…初めて会った時のアレだし、多分お出かけ用だろう(勝手に解釈)。 俺はまだ頭を押さえている彼女の連れて、廊下を進み、 玄関から繋がる外へと足を踏み出した。 そういえば棗とここを出るためにくぐるのは初めてだよな…?  
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