第六話 買い物と彼女

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ちょっと早めの夕ご飯。 ……棗の食の細さも気になるし…マジで軽めにしておこう。 無難にスパゲッティ系とかベーカリー系にするか。 棗は昼は食パン食べたらしいからな…。 色々なものを試すとして、今回はスパにしよう。デパでスパだ。 俺は一番奥から一つ手前のスパ取扱店に入った。 そういえば棗が周りをキョロキョロとしているのを今気付いた。 彼女にとってはやっぱり珍しいところなんだろうか……。 中はスパ店ということもあり、洋風な雰囲気となっている。 とりあえず店員に二人用の向かい合う席に案内させてもらい、席に座る。 まぁ…よくあるベル鳴らして係員を呼んでください的なアレがあったので…ゆっくりと考えよう。 まぁ俺の食うのは決まっている。 カァ~ルブォナ~ルァァだ。 あ、カルボナーラだ。クリーミーの一言。 タラコ、ペペロン、色々あるが…俺はこいつオンリーだ。 彼女は…何にするのだろうか? ただ一人内装をキョロキョロと見渡している。 俺にはなにが面白いのかよく分からないんだが。 まぁそこがまた彼女の可愛いところなんだろう。 一つ一つの動作すべてが…萌えるの一言。 なんだろう。猫耳がなくても十分に世界に通用する気がする。 まぁ猫耳があったほうが8億倍は可愛いけどな。 とりあえず…彼女にメニューでも渡して様子をみるとしよう。  
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