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……メニューを受けとった彼女。……俺から見るにはあんまり変化はないな。
てか若干の変化を若干違いが分かるくらいに成長した俺。
さぁ褒めて褒めて!!
……画面の向こう側の君、しかめっつらしないでいただきたい。
俺だってネタとりにいったんだ、後悔は……うぅ、…してい…ない。
とりあえずそんなネタはおいといて、彼女はいまだ同じページを見続けているような……。
彼女の目線がメニュー欄にいってないのも若干気になるし。
……うん、ページめくれや。そこのページ、オススメの三品しかないのよ。なんか高いのよ、それ。
メニューを奪いと…もとい、いったん借りると、…デザートのページを開く。
……俺がページを開いたことによって、彼女がなぜか首を上げた。
まぁいいさ、ちょっと待っててくれな。俺、棗に時間合わせるためにデザ買うから♪
とメニュー欄に目を通していたときだ。ふと視線を感じた。
彼女の目線がしきりに俺に向いている。
……棗さん、表情の違いは若干ながら違いが分かるようになりましたが…何考えているのかは、僕には分かりません。すみません。
……しばらく見つめ合って?いると、彼女は目線を落とす。
「………メニューか?」
いま、頭にビビッと電波が走った。
「……………こくっ…」
そうだったのか…すまないすまない。
俺は直ぐさま彼女にメニュー欄を渡した。もちろん彼女がさっき見ていたページを。
そして…彼女は受け取るとすぐにページをめくった。
え?…まさかページめくること、知らなかった?
……すまんすまん。
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