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………はぁ…、
もうかれこれ5分は彼女の返答を待っている。
あのですね…そろそろ何食べるか決めてもらわないとですね…、えぇ、腹が減りました。
あぁ…もういいや。
「…棗~…もう俺が決めちゃっていいか?」
「…………………………………………こくっ…」
こちらを向き、数秒間静止し、小さく頷く。
……はぁ…。散々見てたあげくにそれですか。
まぁいいか。さて、俺は棗からメニューを受け取ると、とりあえず手頃でがっちりなスパを選び始めた。
……あれ?
……棗から…?
うん、気のせいだ。勝手に俺が受け取ったという感じがしただけだ、きっと。
だってほら、彼女の手、さっきから場所が一緒なんだもの。
まぁ…な、
もし本当に俺に渡してくれていたのだったら…彼女も少しは心を開いてくれていたということなのだろうか。
その日が近い気も遠くなる気もするよ。
まぁそれはただ今は置いといて、
……彼女のスパは…お子様スパプレートでいっか。
あの、タラコ、カルボ、ペペロンの三種類が少量ずつ味わえるという夢のようなプレートだ。
ただ…普通の一皿に比べると、総合の量でも少ないことが欠点だな。
「これでいいよな?」
「………?…こくっ…」
一瞬疑問のような表情にみえたが…一応頷いたのでよしとする。
あれだろ、彼女なりのチャレンジ精神だろ。
とにかく決まった。
俺は、彼女に呼出し鈴を鳴らさせ(押したときにびくっとなったのは見ていて萌えた♪)、店員を呼んだ。
よし、
「お子様プレートとカルボナーラと抹茶ソフト!」
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