第六話 買い物と彼女

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……数分後、店員はお子様プレートとカルボナーラを持ってきた。 抹茶ソフトはもちろんのこと『食後』だな。まぁ食後というよりか…なんだけどな。 とにかく食べよ。温かいうちに食べよう。 「……ん?スパきたぞ?」 目の前にはしっかりと皿があるのにいっこうに口をつけない彼女。 ……あ、フォークか? うん、先に食べちゃお。 ずっとこっちに視線を合わせる彼女。 まぁそんなことは気にせずに食を進める俺。 しばらく食べていると、彼女が動き出す。視線を落とし、今度はプレートへ。そして口をつけました。 …フォークが今回の鍵だったな。彼女が止まったときは…仕方が分からない、ということで捉えてもいいのだろうか。 まぁ今回のや前々のことから推測すれば、多分この考えで大丈夫だと思う。 とりあえず俺たちは食を進めた。 ……やっぱり彼女は食べるのが遅い。 彼女が食べ終わる少し前ぐらいに抹茶ソフト出してくれって頼んでよかった。 店員に若干迷惑? …知らん、そんなもん。お客様は神だろ?…ふっ、いいんだよ。 ってわけで食べてます。 はい、食べ終わりましたよ。 とにかく、スパを食べ終えた俺たちのすることはあと一つ、棗が生活するための服やその他etcを買うんだ。 早く行こうぜ、下着売り場。 てか話は変わるが、棗が住むことに母さんの承諾を得なくてもいいのか? ……まぁそこらへんは作者である俺の権限を使わせてもらうとしよう。  
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