第六話 買い物と彼女

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……ということでここは女性下着売り場だ。 無駄な道中は省かせてもらった。 だって無駄だもん。 一応女性用の場所だけあり、未知の奥地までは探検しない。 てかここにいるだけで若奥様方に変な目で見られそうだ。 はぁ…何故俺は男に生まれてきてしまったのだろうか。 女の子ならこういう未知の領域に立ち入ることができたのに…。 ましてや男がヲタならキモいと言われるのだが、女の子のヲタは普通だという。……腐女子も含めて。 女の子のヲタなら可愛いものだが…。ほら、あの長い青い髪のロリ的でヲタな高校生のアニメ参照。 あれだ、らき〇すただ。 ……あ、俺はヲタに萌えてるのではなく、キャラに萌えてるのか。 そういえばその青い髪でヲタな萌えっ子もダルデレの分類に入らないか? ……まぁこれはあくまで俺の勝手な想像だから参考程度に。 さて、俺が未知の領域に足を踏み入れようとしたその時だ。 袖を引っ張られているような感覚が……、 ……一番可能性のあり、そして考えられなかった彼女だった。 ……彼女から行動起こしてきた。これはかなりの進展だ。 日記に書かなければ! 「んで、どうした?」 実はきょどっているが、なんとか普通に返答できた俺。 「……………………。」 そして無言な彼女。 彼女が何を考えているのかを考えなければ……。 考えろ、考えるんだ俺!  
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