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「いらっしゃいませー♪」
コンビニに入った瞬間の空気が好きだ。
なんか、セレブ?(どんだけ貧乏人))
そして俺は迷わずデザートコーナーへ向かう。
他の物には目もくれず。(めっちゃ気になるけど金が無いからスルー))
そして俺は輝けるデザートを手に入れるのだ。
―ザッ
……ん?何だこの手は…?
丁度俺は“とろけるプリン”に手を伸ばしたときだった。
横から手が出てきて俺の手とぶつかった…
まぁ、これが可愛らしい踊り子の女の子とかなら優しく譲ったさ?
けれど、隣に居たのはそんな甘味な生き物じゃ無かった。
何コイツ…パンク系?ビジュアル系?
そいつは真っ黒で銀の飾りや装飾がやたらヤバいくらいスゲェ高そうなロングコートなんか着ていて、背は俺より頭一個分くらいでかくて、またまた黒いフードなんか被ってて、顔には顎下から鼻上までにかけて黒い布なんか巻いていて、ギラギラした赤い目をしている。
やばそう…;
だが俺も負けるわけにはいかなかった。
明らかお前は金持ちだろが?!
金持ちなら専属パティシエにでもたのんで作ってもらえっての
「悪いけど、これ俺が先に目着けてたから」
まぁ諦めるだろうと思い、俺がプリンを手に取り歩き出そうとした瞬間
―ガシィッ
とてつもない力で俺は腕を捕まれた。
「それは、俺様のプリンだ」
なんともどすの聞いた声でソイツは俺に言った。
「…は?」
俺もいい加減スイーツが食べたかったからイラついて怒りマークが着いていたはずだ。
なのにソイツは…
「もう一度だけ言う、それは俺様のプリンだ。命が惜しくバ譲るのだ」
―ップチィ
俺の中で何かが切れた。
「あぁっ?何か言ったか?てめぇさっきからうざってぇんだよ、別の品取れば良いだろうがよ、あー?」
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