とろけるプリンが食べたくて…

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「…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」 俺の怒りが伝わったのか相手は思考が停止したように固まっている。 見かけによらず弱い野郎だ。 ……が、俺の考えは軽く崩れ落ちた。 「どうやら貴様は千年に一度の逸材らしいな」 男はさも可笑しそうに言った。 「あ?なんだよ……千年?頭おかしいのか?」 「貴様、名はなんと言う?」 「はぁ?テメェに名乗るギリはねぇんだよ。」 「貴様ぁっさっきから聞いておれば我が魔王様になんて無礼な態度をとりおるか!」 男のマントの中から小さなオヤジが出てきた。バーコード頭がヒラヒラと揺れる一般中年サラリーマンみたいな…… 「こんのっ無礼者!」 「よいのだバーコー」 バーコードだ、絶対バーコードから着けたんだこの名前。 ん?ってか……魔王? 「貴様にそのプリンはくれてやる、せいぜい味わうことだな」 「おっおいっ待てよ!あんた!!」 「次に会うときを楽しみにしているぞ」 魔王は高笑いをしながらコンビニから出ていった。 あ、バーコード野郎こっちに向かってアッカンベーしていきやがった。 次に会ったらあのバーコードひっぺがしてやる! ……まぁいいかプリンも手に入ったしさっさと………… 「あれ?」 何故か店員は石になっていた。 いや、あの言葉のあやとかじゃなくて本当に石、ってか石像。 「???」 俺は回りを見回した コンビニにいる人全員、いや……コンビニ事態が石になってる 「…………は?」 俺はあわてて外へ飛び出した。
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