始まり

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紗「ありがとう…」 私は思った。 多分、ユウ以外は皆敵だ。 慎重に行動しなくては… 話は一段落して、私は席に着いた。 席にはまだ、らくがきはされていない。 私がいないときにやられる事を想像すると、ため息が出てしまう。 紗「こんなことをするなんて、お子さまみたいだ」 ため息混じりに口を動かすと、楓がこっちに近づいてきて、 楓「ここからが、始まりだから。 覚悟しておいてね」 紗「私は、貴女みたいな人には絶対に負けないから」 紗那は楓に宣言をした。 「絶対に負けない」と。 味方が少なくても勝てるのだと信じて…
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