幸せ

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夕星は奈津を連れて、足早に出て行ってしまった。 樹「待てよ。まだ話は..」 夕星を追いかけようとした樹の後ろから 真咲「本当仲良いよね。」 と話かけられ 樹「おわっ!!真咲か。..ビビった。いきなり話かけんなボケ!!」 と怒鳴るが、真咲は冷静に 真咲「もう今年卒業なのにね。」 と軽く返した。 樹「軽く無視しただろ。....まぁアイツ等中学ん時からだもんな。もう4年か??」 真咲「5年。」 樹「う..細かい事はいいんだよ!!」 真咲「あんたと夕星も仲良すぎだよね。」 樹「俺達4人、幼なじみなんだ。当たり前だろ??」 真咲「私とあんたは相性最悪だけど??」 その一言に今まで勢いのあった樹は黙り込んでしまう。 樹「....。」 真咲「....。」 しまった。と思った真咲は、樹の気持ちを悟るように 真咲「ほら。帰るよ!!」 と促した。 すると、 樹「何でお前と帰らなきゃならないんだよ。」 と口では言うものの、顔は緩んでいたのだった。
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