12人が本棚に入れています
本棚に追加
「そ、それは・・・・!」
と、辻本が手にしたものをみて顔色を変える畑中。
嫌な汗が頬を伝う。
「やはり、おまえには分かるか。こいつの五彩の気が」
と、軽くラケットを縦に振った。
それと同時にグワッと何かに押し飛ばされてしまう畑中。
「な、なんて覇気なんだ・・・・」
ラケット自体にそんな力があるなんて・・・・
と、畑中は尻を払いながらゆっくりと立ち上がった。
「どこでそれを?」
「日本海だ」
「道理で・・・・」
そう、畑中には見えたのだ。
辻本がラケットを振ると同時に辻本の背後にいた何か巨大なものが。
そう、日本海の伝説の魚。
「ビィグ・サカナ・オブ・カツオ」
最初のコメントを投稿しよう!