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「さぁ、ヨネックスオープンワールドシリーズ。
決勝戦はJapanから鰹・畑中のペア。
もう一組は、これまたJapanからわだけん・谷川のペア。
実況は私西城陽高校から大橋。
解説はインドからお越しのジャクソンさんです。
お願いします」
「え?
おげ?」
――――――――――――――
「ふん、まさか決勝がお前らだとはな谷川」
「黙れや」
「な・・・・んだ・・・・と?」
「カツオ。谷川のペースに持ってかれるな。
お前にはビィグ・サカナ・オブ・カツオがついてるじゃないか」
畑中が谷川の挑発をうまく逸らす。
「辻本さん、畑中さん。
僕達、手加減しませんよ?」
そういって、わだけんが右手のラケットで廻内をする。
周りの空気が渦巻いているのが目に見えるように分かる。
「ふん、尻尾を巻くのはお前らだ。ジュニア達よ」
世界最強を決める闘いの火蓋が切って落とされた。
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