( ^ω^)が全力で逃避行するようです

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─学習林。 まだ初夏だというのにセミの声が煩い。普段ならば嫌悪の対象に成りうるのだが今は助かる。 ( ^ω^)(子供の頃、ここで皆と鬼ごっこしたのが懐かしいお…) ポケットの携帯が震える。ショボンからのメールだった。ここに着いた時点でショボンには連絡を入れてあった。ショボンはマスターであり双方に公平でなければならない。自身は動けないし捕まる事はないが、情報をメンバーに送る事が出来る。 制限時間は13時~15時まで。現在の時刻を確認すれば13時43分。まだ1時間以上はある。 (;^ω^)「ちょwwwマジなのかおwww?」 ショボンからの連絡。それはメンバーの残りは僕を含めて3人しか残っていないということだ。 元々10対30で行われていて此方側の人数が少ない。ましてや捕まった連中は彼方側に降る。つまり現在、数的比率でいけば3対37。 ( ^ω^)(僕以外の生き残りは…ジョルジュとツンかお。) ( ^ω^)(一度合流するかお…いや、でも…一網打尽にされたら敵わんお。) ( ^ω^)(僕は僕でやるしかないんだお…。) ブーンは決心を固め、学習林を進む。学習林の先には体育館の裏口がある。そこに見張りが居なければ、体育館の舞台裏にでも隠れれば良い、それに出口はたくさんある。走れば逃げ切れる自信はある。 ─舞台裏 ( ^ω^)「ツンに長岡…おまぃらもココに居たのかお…!!」 ( ゜∀゜)「無事だったか…ブーン!!」 ξ゜-゜)ξ「良かったぁ…………。」 声を潜めて喋る3人。今後について話し合う。とりあえず今の今までツンは罠やらで追っ手を撃退し、ジョルジュはエモノを使って追っ手を撃退していたらしい。つくづく恐ろしい奴等である。 現在の時刻は14時。後1時間もある。 ( ゜∀゜)「俺らはしばらくココに居るよ。立て籠る事がしづらい場所でもないしな。」 ( ^ω^)「一網打尽にされた時の事も考えて…僕は一時離れるお。14時40分くらいにココで落ち合わせるお!!」 ( ゜∀゜)「おk!!達者にやれよ!!」 ξ゜⊿゜)ξ「捕まったりしたら承知しないんだからね!!」 ( ^ω^)「わかってるお。おまぃらこそ気を付けるんだお、敵には流石兄弟やら手強いのがたくさん居るんだお?気を抜いたら終わりだお。」 ( ゜∀゜)「わかってら!!って。」 ( ^ω^)「じゃ、また後で会うんだお!!」 ブーンは体育館を出て再び学習林へと向かって行ったのだった。
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