( ^ω^)が全力で逃避行するようです

(　^ω^)「ちっ……しつこい奴等だお」
('A`)「…観念しろよ、ブーン。お前も体力が辛かろうに。諦めて降れ。」
(　^ω^)「悪いけど…ドクオ……僕はそんなつもりはないんだお。意地でも逃げ切ってみせるお!!」
両手を広げ走る、逃げ切れる、逃げ切れ…え？
全力を出していないにしろ３人追い付いてきた。
( ゜Д゜)「逃がすと思ったら大間違いだゴルァ」
（*'ω'*)「ブーンほどじゃないけど逃避組だから自信あるっぽ…」
(＞＜)「この戦いを早く終わらせるんです!!」
(；^ω^)「ギコにちんぽっぽにビロードかお……分が悪すぎるお……。」
ビロード達も元々はブーン達と同じく逃避組。つまりは、ある種の精鋭だ。
(；^ω^)「……まずいお。このままいけば捕まるのは時間の問題だお。」
一瞬で判断を決める。加速。奥歯にスイッチがある訳でもないが、奥歯を噛み締めて走り出す。
⊂ニ(　^ω^)ニつブーン
( ゜Д゜)「…っぅ、ヤロォォォ!!!!」
（*ω*)「ぅ、ギコ。やっぱり早いッぽ!!!」
(＞＜)「ブーン…諦める訳にも行かないんです!!」
( ゜Д゜)「後はしいやクーに任せるぞ!!」
⊂ニ(　^ω^)ニつブーン
(*゜ー゜)「……よし」
川 ゜-゜)「…いくぞ」
木陰に隠れた二人は一斉にロープを引く。 ブーンの足元に仕掛けを作る。
(　^ω^)「……のわっ!」
飛び跳ねて避けるブーン、しかし周到な二人だ。それだけでは済まない。
(　^ω^)「……おとし穴ぁ！！！？？」
片足を取られる、がもう片足と両手で引き抜き、そのまま前転し走り出した。
(*゜ー゜)「早っ！」
川 ゜-゜)「相変わらず……の速さだな。」
(；^ω^)「……くっ。まだ誰か居るのかお？」
< ヽ｀∀´>「……残念。ウリには負けるニダ!」
(；^ω^)「ニ、ニダー!!邪魔するなお!!」
ニダーは手に携えた長い太木の枝を横に広げ、ぐるぐると 振り回す。
(　^ω^)「仕方ないお……ならばやるしかないお！！！！」
ブーンはそのまま勢いをつけて飛び蹴りを放つ。
(　゜ω゜)「ひぃいっさつぅぅHorizon Kick！」
< ヽ｀∀´>「ぎゃんっ」
ニダーを吹き飛ばし、そのニダーで着地すると そのまま走り出す。
(　^ω^)「……あらかたは片付けた筈だお…。」
とはいえ、この状況だ。何処かに隠れるか立て籠るかしなければ数的に勝る彼方側の方が有利だ。ブーンの体力だって無尽蔵ではないのだから。