( ^ω^)が全力で逃避行するようです

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─体育館倉庫 ξ゜⊿゜)ξ「……」 跳び箱やマットなどがある中、息を潜めるツン。 ブーンが彼女達と別れた後の事。ブーンに振り切られたドクオやクー達は真っ直ぐ体育館に来た。 体育館前に仕掛けた紐と空き缶で侵入者が分かる。 問題はない筈だった。倉庫の外から声がする。 (*゜ー゜)「あら用意周到な事ねぇ」 川 ゜-゜)「……中に入るのは難しい…か。」 この二人が居るのだ。 ξ゜⊿゜)ξ(出し抜くのは難しいわね。) 外をチラッと見る。外にはビロードとギコとミルナが居る。脱出は無理だろう。時間にして残り15分。ここに入ってこられた段階で私は終わる。 < ヽ`∀´>「ったく……ジョルジュの野郎のせいでツンを捕まえられないのは悔しすぎるニダ!!」 (´∀`)「そうモナね」 倉庫前に居るのは4人。しかし鉄製のドアを破れるまでには至らない。 ξ゜⊿゜)ξ(あれ?私、何か大切な事を忘れて…?) 鍵を開けれる奴が居る。そいつは捕まって捕虜として……彼方側の人間となっている筈だ。その名は荒巻。荒巻スカルチノフだ。 / ,' з「…このタイプか。シリンダー錠は鍵と同じ形に中のピンを押し上げ…回転させれば…」 ガチャン。ぎぃぃぃぃ / ,' з「アバカム。」 鉄製のドアが開く音がする。唯一にして絶対の砦が破られた。 (*゜ー゜)「やりィ!じゃ、お姫さま探しといきましょうかな~。」 川 ゜-゜)「大体の見当はつくだろ。彼処だ。そこに居るのは分かってる、諦めるんだな。」 < ヽ`∀´>「そこニダね?…って居ないニダ?」 (´∀`)「…?」 ガサっ。彼らの探す逆の方向から音が鳴った。 (*゜ー゜)「ふふふッ!!馬鹿じゃないの?」 川 ゜-゜)「覚悟するんだな……!」 乗り込む二人。足元に細い一本の線がある事にも気付かずに。 がたんッ。 (*゜ー゜)「え??」 川 ゜-゜)「しまった!」 大玉転がし用の大玉が転がってくる。 < ヽ`∀´>「!」 (´∀`)「痛い!痛い!!痛いモナ!!」 今や体育館倉庫にあるすべてのものが彼らの敵であった。 ξ゜⊿゜)ξ「よし、今の隙……」 / ,' з「おしまいだ、お嬢さん」 既に捕まれている右腕。そして手首を反らせる関節技まで入れる。まさに伏兵だ。意識させないよう、行動し仕留める。まさに伏兵であった。 ξ゜⊿゜)ξ「諦めるわ。Give upよ。」 左手をあげて抵抗の意思がない事を証明する。 / ,' з「あとはブーンだけ…か。」
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