明日への軌跡

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今日の天気は快晴と天気予報でも言っていたが、まさにその通りであった。 こんな天気のいい日には日向ぼっこでもしたい気分だ。家の中でただゴロゴロするのもいいかもしれない。 しかし、俺も高校生。サボるわけにはいかない。 早足でアスファルトを駆ける。この先にはある女の子が待っている。 たまたま入学式の日に出会い、たまたま通学路が一緒で。偶然が重なった。 きっかけなんて何から起こるかわからないよな。 様々なことを考えながら駆けると、いつもの交差点に差し掛かった。 「城石君、遅刻ですよ」 向かって右から現れた女の子。両腕を腰に当てて頬を膨らます。 相変わらず早さに、俺は毎日驚かされている。
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