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君の言葉
それは優しい乳白色
例えれば・・・
お砂糖入りのホットミルク
その甘さが
寒さに震える心にしみて
ゆうるりとまどろみへ誘う
魔法の安定剤
例えれば・・・
紅茶に入れる少しのミルク
苦い気持ちにしかめた顔を
やんわり緩めてくれる
まろやかな緩衝材
ふんわり優しい乳白色
それがキミ色なのかな
でもね
時々感じるんだ
言葉の向こう
白の世界が時折
霞が晴れるように
クリアになる瞬間を
透明な世界のその奥
ちらりと覗く色彩は・・・
それは空の蒼?
それとも漆黒の闇?
本当の君の色が
そこにあるような気がして
目を凝らしてみるけれど
瞬きした途端
再び霞がかる視界
気付いたら、ほら・・・
甘い乳白色
世界の入口に戻ってる
君を守る白の霞の前
僕はただ立ち尽くすだけ
見えないならば
せめて魅せて
ふんわり真綿の
乳白色の夢の世界を。
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