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-牙琉兄弟の思い出
将来の夢編-
牙琉兄弟がまだ幼い頃。
響也が霧人にある事を打ち明けた。
「なぁなぁ、アニキ!」
「なんですか、響也」
「ぼく、大きくなったら゛けんじ゛になりたいんだ!悪い奴らをケチョンケチョンにするんだぜ」
「へぇ…検事か」
「それにさ、アニキは゛べんごし゛になりたいんだよね?べんごしとけんじは、゛ほーてい゛で闘うんだよな。という事はぼくとアニキが同じ事件を扱えば戦えるって訳だ」
「…………」
「ぼく、絶対アニキに勝ってやるからな!」
「……響也」
「んー?…うっ」
花を飛ばしながら夢を語っていた響也の突然顔が青ざめた。
彼の瞳に写ったものは……悪魔だった。
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