第五話 そこにいた

2/2
前へ
/11ページ
次へ
『ファイト!!』 『ナイスボール!!』 テニスコートではいろいろなかけ声がこだましていた。 うちのテニス部は、男女両方ありコート数は4面もある。 人数は男子は26人、女子は20人程度はいた。 さっそく見学をさせてもらうべく部長のところに行った。 「見学させてください!!」 安信は張り切った声で言った。 「見学させてください・・・」 僕は少し小さな声で言った。 僕達は許可を得て見学をさせてもらった。 しかし安信はラケットを持ってきていたらしく少し見学したあとに体験をしに行ってしまった。 僕はテニスもあまり興味がなかったのでボーっとしながら見ていた・・・・。 ふと女子のほうも見てみるとそこには見覚えのある女子がいた。 そう・・・・それは昨日公園で会った女子であった。 少しドキドキしながら眺めていると、体験を終えた安信が帰ってきた。 けっこう疲れたらしく今日は帰ることにした。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加