1人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
僕は公園のベンチに座り、桜の花びらが舞い散る中で黄昏ていた。
<<パン!パン!>>
なにやらボールを打つような音が聞こえてくる・・・
よく見てみると、一人の女の子が壁に向かってテニスのボールを打っていた。
<<パン!パン!パシッ!!>>
しばらく見ていると女の子はボールを打ち損じ、そのボールは僕のほうへと転がってきた・・・・
女の子はこっちにかけよってくる・・・・
僕はボールを拾いあげ、それを女の子にわたした。
[[ありがと]]
女の子は丁寧にお辞儀をし、戻っていった。
またその女の子は打ち始めた・・・・
僕はそのあと、ドキッとしながらもずっと見とれていた。
心の中では、「また会えるといいな。」そう思っていた。
最初のコメントを投稿しよう!