夢?

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なんなんだ本当に。 高校生というのは色々と抑制がきかない年頃でもあるというのに。 そりゃ俺だって男だ。涼狐ねぇと風呂に入るのがそんなに嫌なわけではない。だからこそ問題なのだ。 一歩間違えれば取り返しがつかないところに理性が立っていることを理解してもらいたい。 「とにかく、俺は風呂に入る。涼狐ねぇは入らない。おーけー?」 「のー」 「聞き分けないな。風呂から上がったら相手してあげるから」 「何の何の~?」 興味津々に目を輝かせ身を乗り出す涼狐ねぇ。ナニを期待しているんだナニを。 「話し相手」 「私の欲求不満解消の相手してほしいNA★」 「知りません。お父さんそんな風に育てた覚えはありません」 「え~、あーくんお父さんのばかー」 知りません。もう風呂に入るぞ俺は。絶対に入るからな。立ち止まらないからな。 後ろでワンワンうるさい涼狐ねぇを無視して部屋を出る。 まさか、本当に後から入ってきたりはしないよな?
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