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彩香~帰り道。
朋子
「人に危ないって言っておきながら、自分がぶつかったらダメじゃん!」
彩香
「…あれは、トモが悪いんでしょ!?」
友香
「でも、ぶつかったのが優しい人でよかったねぇ~」
朋子
「ほんとだね」
彩香
「そういう問題じゃなくない!?」
友香
「ジュースかけちゃったけどね」
彩香
「聞いてない…」
友香
「格好良かったね」
彩香
「うん…って、えっ!?」
友香
「アハハハ♪」
朋子
「サヤも、あんな感じの人がタイプなんだね」
友香
「恋愛に興味が無かったサヤにも春が来るのかな?」
彩香
「そんなんじゃないよ。
からかわないで」
朋子
「悪い事じゃないんだからいいじゃん!」
彩香
「早く行こう!」
しつこくなりそうだ…。
話を切り上げて走った。
朋子
「逃げた!」
友香
「待て~!」
彩香
「しつこいよ!」
朋子
「アハハハ!
じゃあ、戻ろっか!」
彩香&友香
『うん』
私達は、ホテルに戻った。
それから、私服に着替えて買い物へ向かった。
彩香
「二人とも…買いすぎじゃない?」
朋子
「いいの!
滅多に来られないんだから。
あっ!次は、あのお店」
彩香
「持てるだけにしなよ?
外で待ってるね」
朋子&友香
『わかった~!』
朋子
「遠くに行かないでね?」
彩香
「うん。わかってるよ」
買い物に熱中する二人を置いて、店の外に出る事にした。
彩香
「はぁ…」
ため息を吐くと、見知らぬ男性に声をかけられた。
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