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ミナミ『ここだょっ』
ミナミが指さしたバーは、かなりお洒落な造りで、店の看板には『トレゾア』って書いてあった
『へぇ~かなりお洒落だねぇ~』
ミナミ『でしょ?一回来てみたかったんだぁ~入ろっかぁ♪』
ミナミと2人、ドアを開けると内装はシックな感じだった
カウンターだけの小さなバーだけど、暗めの照明とゆっくり流れるBGMがかなり心地よかった
カウンターに座ると、女性の店員さんがオーダーを聞いてきた
ミナミ『私はスプモーニ!エレナは?』
『私も』
店員『かしこまりました』
『バーテンが女性って珍しいねぇ~でもなんかカッコよくない?』
ミナミ『うんうんっ!カッコいい!』
ミナミと小さな声で盛り上がってると、スプモーニが出てきた
ミナミ『かんぱ~い』
『何に?』
ミナミ『チャラ男に?』
『うわっ!うざっ!』
だんだんアイツのこともネタにできるようになってきた自分がいた…
約束通りずっと付き合ってくれるミナミのおかげだね
『ミナミ、今日はマジありがとうね!今日店休んでくれたんでしょ?』
ミナミ『全然イィよっ!たまには休みたかったしね』
そう言ってイタズラそうに笑うミナミを見て、つくづく親友ってイィなぁと思った
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