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『おはようっ!!』
今日は裕二と早番だった。
裕二『おはよ。』
店内を見回すと、もうすでに開店準備はできていた。
一瞬遅刻したのかと思ったけど、時刻は6時ちょっと過ぎ…
『裕二…もしかして準備してくれたの…?』
裕二『…あぁ…今日は、みんなが出勤してくるまでにエレナに話したいことがあって…』
『話したい…こと?』
真剣な裕二の表情に、私は息を呑んだ
裕二は、タバコに火をつけながら話した
裕二『…アツシから…全部聞いた。』
私は、裕二の吐く煙をボーっと眺めていた。
裕二『…俺、アツシの気持ち…分かるんだ…。』
私は裕二の吐く煙から目が離せなかったーーー
裕二『…アツシ、毎日昼間家に来てたんだ。…あいつ、この街には、俺くらいしか本音を語れるツレがいないからさ…』
私は…裕二が何を言いたいのかわからなかった…
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