354人が本棚に入れています
本棚に追加
裕二『アツシは、本当にエレナを愛してたんだよ…。』
『もうやめてっ!!』
私は裕二の言葉を遮った。
裕二『…エレナ…』
『私は…アツシに約束したのに…アツシを守るからって…言ったのに…結局、私の思いはアツシを苦しめてただけだったの…』
裕二『…それはちが…』
裕二が何かを話そうとしていたけど、私はもう聞きたくなかったーーー
『もういいの…もう…アツシを忘れようって誓ったの…だから、もう何も言わないで…お願い…』
裕二『…エレナ…アツシは…』
私は裕二の口を押さえ、力いっぱい首をふった。
『私…毎日泣いて…泣いて…一生懸命決めたんだよ…つらいけど、悲しいけど…、前向きに生きよう…って。…だからもう…何も言わないでよ…お願いだから…。』
最初のコメントを投稿しよう!