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泣きながら訴える私に、ようやく裕二もわかってくれた。
裕二『…わかった。もう何も言わないよ…』
私はハンカチで涙を拭きながら、頷いた。
裕二『…愛花は…知らないから…愛花には言ってないんだ…。』
私はゆっくりと顔を上げたーーー
裕二『愛花…毎日心配してたよ。エレナのこと…。エレナが話せる時まで待つって言ってた。』
愛花さん…
愛花さんには…最後の最後まで… 心配かけてしまっていたんだねーーー
『ごめん…ね』
裕二は私の肩を軽く叩いた。
裕二『エレナ…いつまでも俺たちは仲間だっ!!それだけは忘れんなよっ。』
裕二は、親指を立ててニコッと笑った。
ありがとう…裕二…
その言葉はこれからの私の人生の支えになったんだよ…
本当にありがとう…
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