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『…前を向いて生きてほしいから…』
アツシは、私の目を見ていた。
『生きてれば、つらいことも…悲しいことも…たくさんあるよね…。でも、時間は止まらないし、巻き戻すこともできない…… この時計の針のように…、前へ前へ…進んでいってほしいんだ…。』
それは、自分にも言えることだった。
あの時、もしアツシと出会わなければ…こんなに辛くはなかったのかもしれない… と思った時もあった。
だけど、アツシに出会わなければ、ここまで人を愛するなんてできなかった…
あの日、あの時、あの瞬間…
時間が動くたびに、私たちの人生にも“意味”があるんだと思ったんだーーー
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