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学校が終わり、急いで寮に戻りミナミに電話をした。
プルルル♪
ミナミ『おつかれっ!!早かったねぇ。』
ミナミはワンコールで電話に出た。
『ミナミこそ電話出るのはやっ。』
2人で少し雑談してから、話しは本題に入ったーーー
ミナミ『昨日、愛ちゃんと電話してたんだけど…アツシ…大阪に帰ったんだって…』
ミナミの言葉に、私は頭が真っ白になってしまった…
ミナミ『実家と…仲直りしたみたい。』
私はただ黙って聞いていた。
ミナミ『大阪で…1からやり直すらしいよ…。また店を出すんじゃないかなって愛ちゃん言ってた。…裕二と愛ちゃんでトレゾアは引き継ぐみたい。“トレゾア”の名前は残して…』
『…そっか。』
アツシ…仲直りできたんだね…
良かった…
ミナミ『みんな、一歩ずつ、未来へ進んで行ってるんだね…。』
ミナミは、しみじみと話していた。
ミナミ『いつか…2人で、裕二と愛ちゃんの“トレゾア”に行こうねっ!!』
『そうだねっ。』
私がトレゾアへ行ける日… それは、私が夢を叶えた時にしよう。
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