第一章 スウィンドルサークル

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黒田がいきなり神山たちに近寄って指をさしながら 「さて、あなたたちにはスウィンドラーコロシウムという詐欺師の大会に出てもらいます。よろしいですか?」 「いいですよ!」 根岸は黒田の手を自分の両手で掴みあっさりと言った。すると神山が慌ててこそこそと根岸に 「おい!根岸いいのかよ!やばそうだぜ!?」 「大丈夫。大丈夫。」 すると黒田が神山が慌てたのを察知し 「神山さん。心配しなくても大丈夫です。私たちは決して捕まるような詐欺はしません。まぁ、このサークルはスウィンドラーコロシアムで優勝するために作られたサークルなので、優勝するなら絶対に捕まるようなことはないんですがね。それではよろしいですね?」 と黒田は奇妙な笑い声をだしながら質問した。 「大丈夫です!」 「では、岸和田さん。この二人を加えたメンバーで大会に申請してください。」 「かしこまりました。」 「じゃあまた明日なぁ~。オレ用事あるからぁ」 と言いながら野多は倉庫から出ていった。
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