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そして次の日…
倉庫にはまだ黒田と岸和田しかいなかった。予定時刻の一時間前というのに
「黒田さん。やはり野多さんは来ないようですね。また何かやらかしてるんでしょうかね。」
岸和田はノートパソコンをカチカチいじりながら表情一つ変えずに聞くと黒田が難しい顔をして
「野多さんにはスウィンドラーコロシアム以外の詐欺は行わないことを約束としメンバーにいれたのですが、カモを喰ってる可能性は高いですね。」
「やはり黒田さん。野多さんはメンバーから外すべきです。私は詐欺をゲームとしてやっています。しかし、あの方は詐欺を本業だと考えてはないでしょうか?」
「確かにそうですね。私も岸和田さんと同じくゲームとしてやっています。一切お金などに欲を向けた詐欺はするつもりはないです。あくまでも私はスウィンドラーコロシアムにて優勝するために詐欺を行なっています。しかし岸和田さんの言う通りあの方はお金のためにやっています。まぁ今のところ大会に向けての支障はないので良かったですが、このままだと危ないです。岸和田さん少し協力してもらえますか?野多さんの詐欺を止めるための。」
「もちろんです。」
二人は悪魔のような微笑を浮かべた…
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