ポークビッツハユメヲミル

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そしてその日の夜。 なあ、これは何だ? 俺の布団の上に、ゴキブリの着ぐるみを着たオッサンが立っている。 ゴキブリの神様? はあ、そりゃどうも。 んじゃ俺寝ますんで・・・って起こすなよオッサン! ゴキブリ親父は俺を揺さぶり起こし、願いを言えと懇願。 オッサンの本気の顔の恐ろしさに、俺はとりあえず、答えた。 チン○、チン○をでかくしてくれ。 ゴキブリ親父は満面の笑みを浮かべると、俺の手をむんずと掴み、ぶんぶん振って握手。 この辛いご時世、我等ゴキブリ一族を助けてくれてありがとう、と。 気がつくと、俺は布団に一人。 まったく、変な夢を見たもんだ。 再び布団に潜ると、今度は深い眠りについた。
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