神様と若様

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主、もしや人間…か?』 少年は自分の問いかけに答えない相手に不服そうだが、 「え…人間だけど、それがどうかしたの?」 律儀に答える。 『そうか、人間か。我が名は一目連。昨日の夜よりこちらにお世話になっておる。我のことは連と呼ぶがいい。』 懐かしさを含んだ優しい瞳で少年を見つめる一目連。 「へっ…き、昨日の夜からっ!?ぜ、全然知らなかった…あ、僕の名前はリクオ、奴良リクオよろしくね。」 焦ったようだったが、一目連の優しそうな瞳をみて安心したのか、少年は自己紹介した。 これが、我とリクオの出会いだった―――。 →終
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