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リクオは冷や汗を流しながら答える。
『心配は要らん。我は神故、姿を変えることなど造作もないこと。』
一目連が目を瞑ると、彼の姿を彼の翼が被う。次の瞬間には、リクオの通う中学校の制服を身にまとったリクオと同じぐらいの少年が立っていた。
『どうだ?これで目立たぬであろう?』
と、ほほ笑む一目連にリクオは何も言えなかった。
『リクオ!では、早速学校とやらに向かおうではないか。』
リクオの腕をつかむと走り出す。
→続
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