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「それで、ワシら奴良組にどうしてほしいんじゃ?」
総大将は一目連に問いかける。一目連は瞳をを伏せるとその場に膝をつき頭をさげる。
『我が力が完全に戻るまでここにおいて頂けぬか…我は…我はどうしてもあの地を護らねばならぬのだ!!祀ってくれた人間達の為にも…期待に応えねばならんのだ…だが、今の我にあの地を護る力は無い…頼む…一週間でもかまわない!!我をここにっ!!!』
必死に自分のいた地を守ろうとする一目連。様相からすると、もう彼を祀ってくれる人など殆どいないのだろう…なのに彼はこんなにも必至になっている。総大将は未だ額を地に着け志願する一目連のそばにより、頭に手を置くと撫でる。
→続
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