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「一目連。お前は、人間を愛する妖怪なのじゃな。…よかろう、ワシが皆には話をつけておく、一週間とは言わん好きなだけここに居るがいい。ただし、条件がある。ここに居る以上お前は奴良組じゃ。ここにいる皆同様働いて貰うことになるが…よいかな?」
急に頭を撫でられ、顔をあげると笑顔を浮かべた総大将がいた。我は、その笑顔に安心し、我もまた何千年ぶりかの笑顔を浮かべ、
『改めまして、よろしくお願いします。総大将。我のことは連とお呼びください。』
無事、奴良組の総大将と和解したのだった。
→終
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